永沢工機が実務と連動した効果的なISOを導入したきっかけについて説明をさせていただきます。
大手企業を中心にISO9000を取得することが大流行し、大企業がわれもわれもとISO認証を取得していました。 そのころ、大手ビール会社が自社のテレビコマーシャルで「○○○ビールはISO9002を取得しています」と堂々と流していたことを思いだします。 当時はISO認証取得企業 = (イコール)いい会社の代名詞のような扱いだったのです。
しかし、その実態はというと、大手企業は金と人手に任せて、1歩間違うと会社を滅ぼしてしまうようなISOシステムを構築していました、そして、それを傘下の外注企業にもおしつけていたのです。 私も、以前ある親企業さんから「今度、工場調査に行くから」とのことで、どんな調査か分らずにいたら、当日「全くなっていない!!」と大目玉を頂きした。今思えばQCもISOも勉強していなかったわけですからレベルも知れたものでした。そんな我社がISOの要求する手順を親企業の要求通り作るのは至難のわざでした。工場管理の雑誌を読んでもなかなか分りにくく、職人はいても管理者がいない我社ではとてもできるものではないと思いました。
当時の永澤俊二社長(現会長)が社員に対して、「家族に自慢できる会社」になる為、「いい会社の代名詞になっているISO認証を取得する!!」という決意をしました。 そんなときに栃木県のとある中小企業(しかも同業者)が中小製造業において、日本で始めてISO9001を取得したのです。この会社さんで西沢先生にお会いしました。
我社のISOシステムがなぜ使いやすく尚且つ効果があるのかというと、それまで、ずっとやってきた工程を明確に指示する生産管理とISOがよくマッチングするのがその理由です。
(1) 1998年6月9001取得に向けてキックオフしましたが、景気後退のため8月に中断しました。しかし、品質システムは継続して運用し、実態と合うように改善をし続けていました。
(2)2000年6月再キックオフ12月の審査登録を目指す。十分運用してしっかり定着していたので、即施行しました。
| (1) 8月 | 予備審査/審査員とのバトル・・・ISOでは「苦情」と書いてあるのに永沢工機は「クレーム」と書いてあるこれは不適合である・・・「苦情」と「クレーム」は同義語であり不適合ではない等など・・・。 審査官からの指摘事項に対し、19項目の反論を実務に応じた形で文書で行った。 |
| (2)9月 | 審査員が交代になり仕切り直し |
| (3) 10月 | 9001を認められない ※文書審査で我社の工程設計では設計開発ではないから、9001は認められない との通告を受けた。 ※工程設計が設計開発であり製品の品質を保証するのに必要不可欠なことである との事を、理論武装して論戦を展開した。 ※形だけでも図面を書いていれば設計と認めると言われたが、工程設計が認められ ないとの事で9002に変更した。 |
| (4)12月 | 審査合格、指摘事項ゼロであった。 |
| (5)2002年 | 9001:2000に切替 |
| (6)2007年11月 | ISO9001を基本としてISO14001をくわえた、品質・環境統合マニュアル制定し 環境ISOに取組む |
| (7)2008年3月 | ISO14001審査合格(9001も更新したので、これからはずっと統合審査となる) |